はじめに(導入)
「LINE公式アカウントって何ができるの?」「結局、使いこなせずに放置している」
そう感じている飲食店オーナーは少なくありません。
しかし、LINEは月間利用者9,500万人(国内)を超える圧倒的集客ツール。
導入・初期設定から“来店・再来店”につなげるまで、正しい使い方さえ分かれば広告費ゼロでの集客・販促が可能です。
本記事では、飲食店がLINE公式アカウントを使って売上・リピーターを増やすための活用法をステップ形式で徹底解説します。
背景・課題:LINEを導入しても続かない店舗の特徴
課題 | 内容 |
---|---|
初期設定だけして放置 | プロフィール設定や応答メッセージのまま運用されている |
メッセージが単なる宣伝 | クーポンや営業情報だけではブロックされやすい |
手動運用が面倒 | 毎週手作業で配信していて運用が続かない |
→ 結果、「友だちは増えても売上に結びつかない」店舗が多いのが現実です。
実践ステップ:LINE公式アカウント導入〜集客までの活用法
ステップ1:アカウント開設と初期設定
- LINE for Businessで無料開設
- プロフィール画像・リッチメニュー・営業時間を設定
- 応答メッセージ(自動返信)とあいさつメッセージを設定
ステップ2:友だち集めの導線設計
- 店内にQRコード+特典POP設置(例:ドリンク1杯無料)
- SNS・Googleマップ・自社サイトにもLINE誘導ボタンを配置
- スタッフが口頭で「LINE登録で◯◯あります!」と誘導
ステップ3:メッセージ配信の基本設計
項目 | 内容例 |
---|---|
配信頻度 | 週1回〜2回(過多はNG) |
内容構成 | お得情報/予約状況/まかない紹介/裏話など |
配信タイミング | 平日昼12時 or 夕方17時以降が効果的 |
→ **広告ではなく“会話型コンテンツ”**にすることがブロック回避のカギ。
ステップ4:ステップ配信の自動化(リピート強化)
- 例:登録直後〜7日後まで自動的に3通配信
- 登録当日:お礼+限定クーポン
- 3日後:おすすめメニュー紹介
- 7日後:「最近いかがですか?」再来店促進メッセージ
→ L Message などのツールでノーコード自動化が可能
成功事例:うどん店「たぬき庵」のLINE活用術
店舗情報 | 内容 |
---|---|
地域 | 大阪・堺市 |
席数 | 26席(昼営業のみ) |
LINE登録者数 | 開始半年で1,000人突破 |
工夫したこと | 手書き風メッセージ+限定写真投稿、ステップ配信導入 |
成果:
- LINE経由のリピーターが増加(月間30〜50組)
- InstagramやSNSより反応率が高く、費用ゼロで集客
ツール紹介:LINE連携や自動化に使えるサービス一覧
ツール名 | 主な機能 | URL |
---|---|---|
L Message | ステップ配信・セグメント配信が簡単 | https://lme.jp |
Canva | LINE用バナー・QRコード付POP作成に最適 | https://www.canva.com/ja_jp/ |
よくある質問(FAQ)
Q. 無料プランでも十分に活用できますか?
→ はい。月1,000通まで無料で配信できるため、小規模飲食店には十分です。
Q. ブロックされやすい内容って?
→ 「いかにも宣伝」な文面はNG。感謝・裏話・小ネタなど“友人に送るようなトーン”がベストです。
Q. 他のSNSと併用すべき?
→ もちろんです。InstagramやGoogleマップは新規集客、LINEはリピーター維持に最適です。
まとめ・今すぐやること(アクション)
- LINE公式アカウントは“作るだけ”では意味がない。運用設計がカギ
- 店内+SNSで友だち導線を整え、ステップ配信でリピーターを自動化
- AIや配信ツールを活用すれば、手間ゼロで売上UPも夢ではない
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