目次
はじめに|“通いたくなる店”は、仕掛けで作れる
立地も目立たず、知名度もゼロ。
そんなうどん屋が、開業から半年でLINE登録1,000件以上、リピーター率60%超の繁盛店に変貌。
本記事では、ゼロから常連が生まれた裏側のLINE戦略・SNS導線・リピート設計を、実体験ベースで徹底解説します。
背景|「味がいいのに人が来ない」の正体とは?
原因は“繋がりのない1回客”
- SNSやGoogleマップで一度は来る
- だが、その後「忘れられて終わる」
- 名前も顔も、好みも伝えられずに“関係が終わる”
来てくれた人との繋がりを残す導線がない=ファン化できない
これが、繁盛に至らない多くの飲食店の根本原因です。
実例紹介|うどん店「麦の香」が実施したLINE活用術
店舗プロフィール
- 店名:麦の香
- 所在地:郊外型ロードサイド/駐車場5台
- 客席数:24席(カウンター+テーブル)
- 開業時:平日来客数 20人前後/LINE登録者ゼロ
- 6ヶ月後:LINE登録1,050人/リピート率 62%/月商180万円超
ステップ1|LINE登録への“自然な導線”を設計
1. 店内POP×声かけで「登録理由」を提示
要素 | 内容 |
---|---|
ポップデザイン | A5サイズ、アイキャッチ付き、席・レジ横に掲示 |
キャッチコピー | 「今日のうどん、次回100円引きになります!」 |
店員の声かけ文 | 「よければLINEで次回のクーポン送ってます〜」と軽く案内 |
📌 QRコード発行:LINE公式アカウント管理画面から簡単に取得可
2. 初回来店者に配布する「登録特典つきカード」
- 紙カードに「このQRから登録で今日のうどん無料に!?」
- 店内限定配布で「来た人だけが得する」特別感
- 登録後に表示されるクーポンで次回訪問を促進
ステップ2|登録後のステップ配信で“つながりを育てる”
使用ツール:L Message(エルメ)
- 登録直後に自動メッセージ:「ご登録ありがとうございます!」
- 翌日に「おすすめうどん診断」配信(選択肢型)
- 3日後に「次回クーポン+空いている時間案内」
- 1週間後に「人気No.1トッピングの紹介」など
→ “売り込み”ではなく“役立ち情報・興味関心の喚起”を意識
ステップ3|店舗で「LINEがあって当たり前」な雰囲気を演出
店内での仕掛け:
- スタッフ全員がLINE誘導の一言を自然に習慣化
- テーブル上のメニューにも「登録で味玉無料」バナー
- トイレ内にも「今週の限定メニュー配信中」ポスター設置
📌 Canvaでテンプレ化 → スタッフが自作・更新可能に
ステップ4|LINEで顧客と“会話する店”へ
配信コンテンツ例:
- 「今日から冷やしうどん始めます❄️」+写真1枚
- 「今日は大将の誕生日。お祝いコメント送ってくれたら大盛り無料」
- 「売切れ速報:肉うどん、あと3杯です!」
→ 人間味のある投稿で「返信」が自然発生 → 顧客の温度が上がる
成果:定量的な変化まとめ
指標 | 開業当初 | 6ヶ月後 |
---|---|---|
LINE登録数 | 0人 | 1,050人 |
週あたりリピーター比率 | 12% | 62% |
Googleマップレビュー数 | 3件(評価4.0) | 98件(評価4.6) |
月商 | 約45万円 | 約180万円 |
キャンセル率(予約) | – | 3%以下(LINE自動リマインド) |
よくある質問(FAQ)
Q. クーポンばかり出すのは逆効果では?
A. はい、「使ったら終了」なクーポンはNG。
「興味・共感・会話」を起点にしたLINE運用でファン化させましょう。
Q. そもそもLINEってお客さん登録してくれるの?
A. 登録の理由を“価値ある特典+自然な誘導”で作れば、月200件以上の登録も可能です。
Q. 毎日配信すると嫌がられませんか?
A. 過剰配信はNGですが、“店主のつぶやき+特典”のような人間味ある配信はむしろ好評。週2〜3回が最適です。
まとめ|「常連ゼロ」から「LINE登録1000人店」へ
- お客さんとの“縁”を1回で終わらせない導線設計が重要
- LINE登録後に「価値ある配信+体験」を届けて関係性を育てる
- 無料ツールと仕組みを活用すれば、小規模店でも再現可能
- 「集客」ではなく「関係性設計」が繁盛のカギとなる
コメント